理由もなく不安になる・動悸が怖い…

それは更年期のサインかもしれません｜40代・50代女性の不安感の正体と対処法

「何もないのに不安」「急にドキッとする」…その正体がわからず怖くなるあなたへ

40代後半〜60代の女性にとても多い状態です。

結論を先にお伝えします。

こうした不安感・動悸・ざわざわは、
多くの場合「更年期に伴うホルモン変化と自律神経の調節変化」が関係しています。

性格の問題でも、気の持ちようでもありません。

更年期には、女性ホルモンの一つであるエストロゲンが大きく揺らぎながら減少します。
エストロゲンは、感情や自律神経の調整に関わる脳（視床下部）に影響を与えます。

この変化により、

といった症状が現れることがあります。

エストロゲン低下は、自律神経の切り替えにも影響します。

その結果、

といった反応が起こりやすくなります。

出典
日本女性医学学会
https://www.jmwh.jp

自律神経の乱れにより、
ストレスに関与するホルモン（アドレナリンなど）が過剰に働くことがあります。

これが
「理由のない不安」「胸のざわつき」「息苦しさ」
として自覚される場合があります。

医療機関で 心臓・甲状腺などの器質的疾患が否定された場合、
これらの症状は更年期に伴う自律神経症状であるケースが多いとされています。

ただし、以下の場合は必ず医療機関を受診してください。

※以下は治療の代替ではなく、日常生活での補助的対策です。

深呼吸は副交感神経を優位にするとされ、不安時のセルフケアとして用いられることがあります。

冷えは自律神経症状を悪化させる要因の一つです。

睡眠不足は不安感を強めることが知られています。

鉄欠乏などの栄養状態の問題が
動悸や倦怠感に関与することはありますが、
更年期の不安感の直接原因と断定することはできません。

気になる場合は、自己判断せず医師に相談することが重要です。

まとめ｜不安感は「更年期という体の変化」によるもの

あなたが今感じている不安は、
「体が変化しているサイン」 かもしれません。